こんな時に尿もれが起きます
- くしゃみをした時
- 笑った時
- トイレに急に行きたくなった時
- 重い荷物を持ち上げた時
- 水分をたくさん摂取した時
- 立ち上がった時
尿もれ、子宮脱が起こる原因
妊娠後期になると、多くの方が経験する現象です。子宮が大きくなるにつれて、周りの臓器を圧迫するようになり、とくに子宮の下にある膀胱に強い影響を受けてしまうことで尿モレが起きます。
通常、尿道は骨盤底筋群でふさがれています。骨盤底筋群とは、骨盤の底にあり、子宮や膀胱、直腸などの腹部臓器をハンモック状に支えている部分で、筋肉や繊維組織でできています。妊娠によりその筋肉に緩みが生じ、くしゃみや咳をしておなかに力が入ることで、赤ちゃんが動き、膀胱が刺激して尿モレが起きます。
また産後に尿もれがあってお悩みの方も多いのではないでしょうか?統計では出産経験者の65%がの方が尿もれを経験しており、決して珍しいことではありません。
産後の尿もれは、分娩時に骨盤底筋に負担がかかることが大きな要因です。骨盤底筋群がゆるむと尿道の締まりが悪くなって尿もれにつながってしまうのです。また骨盤の歪みによって筋肉がバランス良く働くことを阻害することもあります。
産後の過ごし方
尿もれを早く治したい、早く職場復帰をしたい、家事・育児を頑張らなくちゃといった気持ちがあるかもしれませんが、産後に無理をすると骨盤底筋群に負担をかけてしまいます。産後1ヶ月くらいはリラックスして過ごしましよう。
産後骨盤矯正&トレーニング
骨盤底筋群を正しい位置に保つために骨盤矯正をして骨盤を正しい位置に戻し、筋肉が作用しやすくする必要があります。その上でしっかりと鍛えることが大切です。ただしトレーニングは正しく行わないと効果が出にくいものです。最近ではYoutubeやSNSでトレーニング方法が紹介されていのを見る機会が多くなりましたが、中には正しくないものもあります。専門家から正しい方法を習うようにしてください。
当院では産後の骨盤矯正を行なった上で、骨盤底筋の動きをチェックしながら、段階的に正しいトレーニング方法をお伝えします。