妊娠前のズボンが履けない要因
多くの方が妊娠前のズボンが履けないとおっしゃいます。これにはいくつか要因があります。
その1大転子の位置
大転子という足の骨の出っ張りの部分が引っかかってしまうことが要因の1つです。
妊娠中、体のバランスをとるために股関節を内旋した状態(内股)になります。本来、大転子は少し後ろに位置するのですが、股関節が内旋することで真横に出てしまいます。
そしてその状態で出産まで過ごされた結果、お尻の下の方についている外旋筋が伸ばされたまま硬くなり上手く使えなくなります。外旋筋は足を外側に回すための筋肉なのでそれが作用しないと大転子が出っ張ったままになってします。
その2 脂肪の影響
要因は大転子の位置だけではありません。体質により大転子付近には脂肪がつきやすく妊娠から産後にかけて蓄積してしまう方がいらっしゃいます。これは炭水化物や脂質(特に質の悪い油)を摂取していることが要因として挙げられます。
妊娠中や産後は赤ちゃんのための栄養摂取も必要ですが、ついつい甘いものが欲しくなったり、脂っこいものが食べたくなったりして必要以上に摂取しがちです。
普段の生活の中で注意しよう
- 足を組まない
- 授乳などの時に横坐りをしない
当院では大転子を正しい位置に導く施術を行うとともに蓄積した脂肪を軽減するための食事指導もいたします。